MYTREX シャワーヘッド ROLA TVCM 開発ストーリー

【開発Story】極小ミスト、でも温かくて効果を実感できるシャワーヘッドの実現

2022.09.30
お客様のために、強い想いと信念をもって、効果を実感できるシャワーヘッドの開発を続けてきたMYTREX。
発売開始から約1年間で売上10億円を達成したMYTREXのナノバブルシャワーヘッド「HIHO FINE BUBBLE」は、今年の8月にはさらにグレードアップしてリニューアル発売、そしてファッションモデルROLAさんにもご愛用いただき、TVCMに出演いただくまでに至った。
多くのお客様に愛され、目まぐるしく成長するMYTREX。
本日は開発者でもありMYTREXブランド生みの親でもある、株式会社創通メディカルの社長に話を聞き、その開発ストーリーにせまる。

開発のきっかけは「ヘッドスパ」発売時のお客様からのお声

特許取得*の独自構造でサロン級のもみ心地に最先端EMSを搭載し、業界屈指の珍しさから男女問わず不動の人気を誇るMYTREXの電気針ヘッドスパ「EMS HEAD SPA」。そんな電気針ヘッドスパの先駆けとなる初代のヘッドスパを発売した際に、好評のお声と同時に、多くのお客様から「薄毛」に対するお悩みの声をいただいた。
前までは「薄毛=男性」のイメージも強かった時代。しかし、近年は女性の社会進出が進む中で、仕事のストレスや食生活の乱れなどが髪の悩みにつながり、その結果「薄毛」に悩む人増えていることが分かったのだ。 「薄毛」、ひいては「髪の毛」の悩みは女性と切っても切り離せないものとなっているのである。
そこで、ヘッドスパではケアしきれないところを、日常の中で“無理なく”ケアすることができないか考え始めたのがきっかけ。どういった製品が効果的であるか考えると同時に、多数のヘアサロンに足を運び、「薄毛」の悩みに対する効果的なアプローチを聞いて回った。
答えはシンプルだった。
髪の毛の土壌となる頭皮がきれいな状態であること、さらに髪の毛の余分な油をとってあげることが大切だと分かったのだ。
これを聞くと「当たり前のことでは?」と思う方もいるかもしれない。しかし、実際に頭皮のケアは日々のシャンプーだけでは十分に汚れを落としづらいのだ。
忙しい日々を過ごす女性のために、日常に無理なくフィットするアイテムで効果的なケアを提供したい。そこで思いついたのが「ナノバブルシャワーヘッド」だった。
*特許番号:特許7144792

お客様に受け入れられたMYTREXのナノバブルシャワーヘッド

シャワーヘッドの構想から1年以上の月日をかけ、ようやく2021年6月にMYTREX初となるナノバブルシャワーヘッド「HIHO FINE BUBBLE(ヒホウファインバブル)」を発売することができた。血と汗が滲むような労力をかけて生み出された自信作ではあったが、まだまだブランド知名度も低いMYTREX。そんな無名のブランドから2万円以上のシャワーヘッドを受け入れていただけるのか、正直不安でいっぱいだった。
しかし、そんな不安とは裏腹に、発売早々想像を遙かに上回る反響があり、毎日のようにお客様から嬉しいお声が届いた。その中には開発のきっかけとなる「薄毛」でお悩みのお客様からのお声も多く見られた。圧倒的なナノバブル数と泡のキメ細かさが生み出す、MYTREXならではの肌当たりの良さと、優しいがしっかり汚れを落とす洗浄力がお客様に受け入れられた。
そして、初代シャワーヘッド発売開始から約1年。今年の8月には大幅リニューアルした「HIHO FINE BUBBLE⁺(ヒホウファインバブルプラス)」を発売。泡数は約2倍の最大5億3000万個、泡のきめ細やかさは0.000052mmと、より小さくなった。さらに、ナノバブルシャワーヘッドでは難しいとされていた「温かいミストシャワー」を実現。保湿・保温・節水効果を維持しつつ、より十分な水量感が感じられる設計、塩素で変色しにくい素材の採用など細部まで見直し、今まで以上にご満足いただけるシャワーヘッドに仕上げることができた。

温ミストシャワーは簡単そうで実は難しい

「開発当時、代表的な他社ブランドのナノバブルシャワーヘッドをいくつか使用したけど、どれもミストシャワーは冷たかったんだよね」と社長は語る。泡が小さいという特性をもつナノバブルで、そもそも粒子が細かいミストシャワーを「温かくする」というのはとても複雑なのである。
ミストシャワーが冷たくなる理由は大きく二つ。※家庭用給湯器の問題は除く
一つ目は「泡の中に空気が多く含まれている」ことである。泡の中に含まれる空気の割合が大きいと、泡そのものの温度が下がるといわれている。そのため解決法として「①泡の中に含まれる空気の体積を小さくする」「②外の空気を取り込みながら泡を細かくする」の二つの方法がある。②の場合は、外の空気の刺激が必要になるため、保温効果が高い浴槽に入れて楽しむシルキーバスは実現できない。そのためMYTREXは前者を選択。様々な技術を応用し、極限まで泡を細かく、泡に含まれる空気自体を小さくすることに成功した。
ミストシャワーが冷たくなる二つ目の理由は「水流が少ない」ことである。モードが一つしかない場合は、ただ穴数を増やして、さらに水圧があがるように中の構造を変えるだけでいい。しかし複数のモードを搭載している場合は、バーの切替に合わせてそのモードに合った水流・水圧になるように設計が必要なため、穴の角度・直径をmm単位で変更する必要があり、水圧を調整する中の構造も必然的に複雑になるのだ。そのわずかな違いで、穴からでてくる水がぶつかり合ったり、水の広がりが大きすぎたりなど変わってくる。
幾度にもわたり試作を重ね、自信をもって世に送り出せる、柔らかい霧に包まれるような「温かいミストシャワー」が実現できたのだ。

シンプルな構造だからこそ、どれだけ丁寧に向き合うか

シャワーヘッドは電子機器じゃない。機械と違ってソフトで制御できないので、叶えたいことは物理的に実現させる必要がある。
そのためには試作品をつくっては試し、つくっては試しての繰り返し。柔らかく、なめらかな肌当たりではあるが洗浄力が高いシャワーヘッド、その一点をひたすら目指し続ける。
「簡単な構造だからこそどこまで丁寧に向き合うかが大事。一つ一つ次はこうしよう、ああしよう、の積み重ね。試作品を1個つくろうとすると数十万かかるから、手作りで穴をあけたりしてテストもしたな」と笑って答える社長。
「リニューアル前のHIHO FINE BUBBLEと外観は全く同じだけど、中の構造が全然違うからね」と教えてくれた。

常識にとらわれず、新しい構想を常に持つ

「機能」と「使い勝手」の両立はとても難しい、開発する中で何度も心が折れそうになる。
そういう時はこの製品をなぜ開発するか、目的に戻る。現実(実現可能な)の中の“完璧”を目指す。これがMYTREXのモノづくりの信念である。
常識を覆す温ミストを実現したMYTREXナノバブルシャワーヘッド「HIHO FINE BUBBLE⁺」を一人でも多くの方にぜひ使っていただきたい。
最大5億3,000万個※1のナノバブルで全身まるごと、美しく。
秘泡ファインバブル プラス
MYTREX
HIHO FINE BUBBLE
※ミスト水流1㎖あたり〜(水温40℃±5℃・流量3.06ℓ/分)に含まれるナノバブルとマイクロバブル発生量の合計値(循環回数15回/水質・環境・時期・使用モードにより数値は変動します)。2022年1月12日・計15回の測定による最大値(平均値は約4.2億個)※第三者試験ラボにて測定。水質・環境・時期・使用モードにより数値は変動します。※2:全身についた汚れをシャワーでくまなく洗い流すこと。