第三者機関におけるDPLのシミ改善、美白効果検証結果

2023.07.06
加齢とともに感じる様々な肌悩みにアプローチし、美容皮膚科やエステでも人気の光美容。
現在では家庭用も続々と販売され、気軽に使えるようになったことで高い人気を誇っています。
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その中でもIPLなどの「フラッシュ」光美容は、脱毛効果や美肌効果があり、レーザー治療にくらべて肌へのダメージも少ないため多くの美顔器に採用されています。
しかし、使用方法を誤るとやけどや肌ダメージをおこす場合があったり、シミの種類によっては効果が期待できないものもあるのがデメリットといわれています。
そこで、今話題なのがIPLの波長のうち、特にヘモグロビンやメラニンの吸収率が高い美肌波長を抽出し、やけどの原因となる潜在的原因を減らしたDPL(ダイ・パルス・ライト)フラッシュです。
狭域波長帯を照射することで、メラニンやヘモグロビンの吸収する波長の光エネルギーを高めることができるため、弱い出力でもシミや赤みなどの肌悩みに高い効果が期待できると注目されています。
この可能性を検証すべく、光美容の安全性、効果の研究を進めている『MYTREX』は、世界最大の検証企業SGSにて試験を実施し、「DPL」(500~650nm)を用いた新光技術* が、肌のシミや赤みを改善し、美白において効果を示すことを確認しました。
*自社製品比

■検証概要

本試験は、不適格症例がないと認められた21名に対しDPL波長を初めの2週間は週3回、4週間目以降は週2回の頻度で合計8週間、ハイパワーモードにて右頬に1~2回照射し行われました。使用前と使用後を比較検証し、シミの数は28.4%減少、シミの面積も23.6%減少しました。赤み・黄みにも改善が見られ、肌の白さを示すITA値(美白効果)においても有意な変化が見られました。
図1 DPL照射による検証結果概要
期間:計56日間(2023/3/20~5/30)右頬に使用し測定。
被験者:計21名(女性20名、男性1名。年齢27~59歳)

・シミ個数の変化

21名の使用前シミ個数平均値12.38に対し、28日後は10.57で14.62%減少、56日後は8.86となり28.4%減少し、有意差が確認されました(図2)。
図2 DPL照射によるシミ個数の変化
*表示:有意差あり(p<0.050)

・シミ面積の変化

また、シミの面積においても使用56日後には23.6%減少したことがわかりました(図3)。
図3 DPL照射によるシミ面積の変化
*表示:有意差あり(p<0.050)

・肌の色の変化

肌の白さを示すITA値において、使用前38.04に対し、28日後は39.41に白さレベルが3.6%増加、56日後には5.9%増加したことが確認されました(図4)。
図4 DPL照射による肌の白さの変化

・被験者の実感調査

実感調査では参加者の86%がシミや赤みが改善したと回答しました。76%が肌が白くなったと実感し、95%の参加者が肌にツヤが出てキメが整ったと答えました。86%は使用時に痛みを感じませんでした。これらの調査により、美白・シミ・赤みへの効果があることが推測されます。

・照射部位の変化

■結論

DPL波長を継続的に使用することにより、最短で4週間後からシミや美白への効果が確認されました。また、試験期間中に肌に異常を訴える者はいなかったので安全性に関しても問題ないことが確認されました。
今回の検証でDPL光波長の美肌効果が確認されました。
『MYTREX』は、独創のテクノロジーブランドとして、今回の知見に基づきお客様に効果的な製品の提供につながるよう、さらに進化した光美容器の開発を進めていきます。
※本検証については医療行為や効果を保証するものではありません。